いのちの発酵祭 IN CHIBA — 2026.09.22
Journal 第3号
発酵祭のCI。朱・藍・金の輪が光を包む
ゆらぎの手 Journal 第3号
2026年9月22日 帰りの車の中で

いのちの発酵祭in 千葉

お手伝いをしました

チェロの響きに迎えられて。
皆さんとつくった場の空気を、少しでも届けたくて。

み〜ちゃんから、皆さんへ
三原 崇司
会場に集まった皆さんの笑顔を描いた集合水彩イラスト
当日の集合写真をもとにした水彩イラスト(タップで全体を開けます)

いのちの発酵祭 in 千葉のお手伝いをしてきました。

この場をつくってくださった長田さん、そして準備から当日まで支えてくださったスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。

帰りの車の中で、今日一日のことを思い返しています。何があったかだけではなく、あの場に流れていた空気や、人と人のあいだにあった空気を、少しでも皆さんに届けたくて、こうして書いています。

まず最初に、こんな濃い人間を(笑)、あたたかく受け入れてくださって、ありがとうございました。お手伝いに行ったつもりだったのに、気づけば僕のほうが、たくさんのものをいただいた一日でした。

最初に僕を出迎えてくれたのは、天川谷琴美さんの生のチェロの音でした。

会場でチェロを奏でる女性と、その響きを聴く人たちの水彩イラスト
チェロの響きに迎えられて――当日の会場をもとにしたイメージイラスト(タップで全体を開けます)

身体の力を抜いて聴いていると、音が耳だけでなく、身体にも響いてくる。心にも、じんわり届いてくる。そこにいるからこそ感じられる、生の演奏のよさがありました。

この音に迎えられて一日が始まる。その場の空気のつくり方が、本当にいいなあと思ったんです。長田さんやスタッフの皆さんが整えてくださった場で、チェロの響きと、そこに集まった人たちの気配が重なっていました。

その音が、僕には本当に骨身にように感じられました。

」。

喉がからからに乾いたとき、冷たい澄んだ水を飲むと、身体の中へすーっとしみていきますよね。あの感じに似ています。

音を身体で感じた瞬間、ふっと息が抜けました。

息をすーっと吐き切って、
身体の中が一度空になって、
そこへまた新しい空気、新しい「気」が入ってくる。

僕には、それがどこかのようにも感じられました。

滝に打たれたあと。
サーファーなので、いい波と共にした時の快感。
そして、以前バリ島のに登ったとき、山の上で感じた澄み切った空気。

それぞれ、感じ方は違います。

でも、どれにもあったのは、
「ああ、生きているな」
と身体で感じられることでした。

皆さんは、今日、どんなふうに感じていたでしょうか。

映画を観て何を考えたか。誰かの話を聞いて何を思ったか。もちろん、それも大切ですよね。でも今日は、その少し前にある、身体の感じ方にも気持ちが向きました。

音を聴いたとき、映像を観たとき、誰かと触れ合ったとき。その瞬間、身体はどう感じていたのか。僕があの場の空気と一緒に伝えたいのは、そんなことなのかもしれません。

僕は普段、人の身体に触れる仕事をしています。

そんな僕も今年は、AIやパソコンに夢中になり過ぎました。数字を追いかけたり、考え込んだりしているうちに、自分の身体まで固くなってしまったんです。

肩も固まりました。

身体の仕事をしていても、固まるときは固まるんですね。

それで、あらためて思いました。

何かを追いかけ続けていると、知らないうちに身体まで固くなってしまうことがあるんだな、と。

仕事も、お金も、人間関係も、悩みも、情報も。

だから、自分をゆるめる時間って大事なんだと思います。

そして、それを全部ひとりでやらなくてもいい。

今日の会場にも、本当にいろいろな人がいました。それぞれのやり方で、思いを伝えていましたね。

自分の作品を一生懸命説明してくださった方。
「地球が好きなんです」
と伝えてくださった方。

絵本作家の勝治麻由子さんの姿も、心に残っています。絵本を読んで伝える。イラストで伝える。難しいことを、やさしい言葉や絵にして届けられる人もいるんだな、と感じました。

長田さんのお話からは、お産のときの女性の身体だけでなく、その前も、その後も、暮らしをまるごと見ているんだな、と感じました。その人がどんな場所で、どんなふうに暮らしているのか。そこまで目を向けながら、その大切さを皆さんに届けようとしていることが、伝わってきました。

看護師さんのお話からも、思いを受け取りました。

天川谷さんのチェロ、勝治さんの絵本やイラスト、長田さんの暮らしへのまなざし。そして、看護師さんや、会場で出会った皆さんのお話。

表し方はそれぞれ違うのに、大切にしている思いが、僕の中で響き合っている。ひとつの音に、また別の音が重なるように。今日はそんなことを、頭だけでなく、身体でも感じた一日でした。

愛をどう伝えるか。
命をどう受け取るか。
自分にできることを、どう誰かに渡していくか。

役割はそれぞれ違っても、思いはつながっている。

僕にはそんなふうに感じられました。

いただいたアンケートや、会場で聞こえてきた声も、ひとつずつ大切に受け取っていきたいです。そして「ゆらぎの手 Journal」で、少しずつご紹介できたらと思っています。

そして、もしよければ皆さんにも聞かせてください。

今日、あなたの身体は何を感じましたか?

映画を観て。
音を聴いて。
誰かと話して。
誰かに触れて。

そのとき、身体のどこがゆるんだのか。
どこが温かくなったのか。
どんな呼吸になったのか。

そんな「身体の声」を聞かせてもらえたら嬉しいです。

皆さんが聞かせてくれた声も、また次の誰かへ届けていけたら嬉しいです。

今日は本当にありがとうございました。

これからも、僕にできることがあったら、ぜひお手伝いさせてください。

2026年9月22日
帰りの車の中で

み〜ちゃん
三原 崇司

この場をつくる人たち

出会いを、次へ。

発酵祭をともにつくった皆さんの活動をご紹介します。

企画・案内人/バースドゥーラ

長田 祐希おさだ ゆき

バースドゥーラとして、お産や子育てに寄り添う活動を続けるおさだゆきさん。この祭を企画し、案内人として場をつくっています。

実行委員/哲学絵本作家

勝治 麻由子しょうじ まゆこ

16年間の小学校教員経験を経て「えほんの天使」を設立。絵本制作や絵本哲学講座、徳育教材の開発を通して、子どもと大人に幸せに生きる知恵を届けています。

MilkyWay代表/チェロ演奏家

天川谷 琴美あまかわや ことみ

西千葉で女性と子育てを支える「MilkyWay」を主宰。子育てや進路の相談、絵本の読み聞かせイベントでのチェロ演奏など、幅広く活動しています。

紹介は発酵祭の開催案内に基づきます。

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